「雑学」「初老」とは何歳から言うの?

辞書によると40歳から「初老」になるらしい。しかし、40歳から「初老」なんてなんだか違和感を感じますよね。

今現在の40歳といえばバリバリ働いている時期です。40歳から身体的ないろいろな症状「目が見えにくくなってきた。」「以前より体が疲れるようになってきた。」「シワが増えてきた。」などがでてきますが、まだまだ第一線で活躍している歳でもあります。

なぜ40歳から「初老」と言われるようになったかといいますと、これには理由があり日本には(還暦)や(米寿)など昔から長寿を祝う習慣がありますが……

歴史をさかのぼると、奈良時代には男性の大厄である満40歳(数え年の42歳)で初老の賀を祝ったので、40歳で「初老」と呼ばれるようになったのです。

昔は現代よりも寿命が短かったため、40歳で「初老」と呼ばれても違和感がなかったのかもしれません。

しかし今現代の平均寿命は、まわりの環境や食生活によって大きくかわっています。

現代の平均寿命は、男性が81歳で女性が87歳になっています。また今では70歳を超えても普通に働いている人も増えています。

そのため現代では、「初老」といえば60歳をすぎてからのイメージを思い浮かべる人が多くなっているのです。

「雑学」幸運をもたらす三毛猫のオスが産まれる確率は3万分の1‼



日本で昔から親しまれている三色の毛が特徴的な「三毛猫」は愛くるしくほんとうに可愛らしいですよね。

三毛猫は昔から「福猫」とも呼ばれ、幸運をもたらしてくれる猫としても有名です。また、「まねきねこ」のモチーフともなっています。

さて幸運を呼ぶとされている三毛猫ですが、実はオスが産まれる確率はなんと3万分の1なのです。三毛猫の多くはメスで、オスはかなり少ないのが現実です。

なぜ、三毛猫のオスの産まれる確率はそんなに少ないのでしょうか?とても不思議ですよね⁉

実はオスが産まれる確率については、1960年代に遺伝的に三毛猫にオスが少ない理由が解明されていました。大昔から、経験的に三毛猫のオスはほとんどいないということは知られていました。

三毛猫のオスがなぜ少ないのかといえば、X染色体が関係してきます。遺伝学的なことなのですが、簡潔にまとめますと三毛猫の毛の色は3色でできています。

つまり、毛の色はX染色体で決まりますので、「XX」の染色体をもつメスの場合、Xが2つあり毛の色が(茶茶、黒黒、黒茶)になる可能性があります。そしてこれに白がプラスされれば2色または三毛猫になります。

しかし「XY」の染色体をもつオスの場合は、Xが1つだけで黒か茶のどちらか1色しか持たないので、白が加わっても最大2色にしかなりせん。
なので結論をいいますと、色はX染色体に非常に関係していますので、この染色体の結果から必然的に三毛猫としてオスが産まれないことがわかります。

しかしながら、ごく稀に染色体異常でオスが産まれることがあります。オスの染色体が「XXY」の場合、Xが2つあるので三毛猫として産まれることがあるのです。

3万分の1というごく僅かな確率で産まれてくる「三毛猫」のオスはかなり貴重な存在です。