辞書によると40歳から「初老」になるらしい。しかし、40歳から「初老」なんてなんだか違和感を感じますよね。
今現在の40歳といえばバリバリ働いている時期です。40歳から身体的ないろいろな症状「目が見えにくくなってきた。」「以前より体が疲れるようになってきた。」「シワが増えてきた。」などがでてきますが、まだまだ第一線で活躍している歳でもあります。
なぜ40歳から「初老」と言われるようになったかといいますと、これには理由があり日本には(還暦)や(米寿)など昔から長寿を祝う習慣がありますが……
歴史をさかのぼると、奈良時代には男性の大厄である満40歳(数え年の42歳)で初老の賀を祝ったので、40歳で「初老」と呼ばれるようになったのです。
昔は現代よりも寿命が短かったため、40歳で「初老」と呼ばれても違和感がなかったのかもしれません。
しかし今現代の平均寿命は、まわりの環境や食生活によって大きくかわっています。
現代の平均寿命は、男性が81歳で女性が87歳になっています。また今では70歳を超えても普通に働いている人も増えています。
そのため現代では、「初老」といえば60歳をすぎてからのイメージを思い浮かべる人が多くなっているのです。