和歌山県串本町を訪れた際に、とても不思議な岩が海に並んでいる絶景に、めが止まりました。その場所は、目的地までの行く途中にあり、突然大きな岩が海にドンドンドンと列なっているのを発見❕急にその風景があらわれたので、ほんとうにびっくりしました。
目的地ではなかったのですが、あまりの驚愕した風景に惹かれてしまい、その場所にある道の駅の駐車場に即車を停め降りることにしました。
そしてそこには、一本の自然な木に【橋杭岩】と書かれている、とても素朴な看板がそこにはありました。
不思議な感覚で、自分の目の前の風景が、とても巨大な風景画に見えてきます。それほどの感覚を与えてくれる、自然が作り出したいい意味での威圧感がとても感動します。
🔵橋杭岩(はしぐいいわ)
~マグマがつくった不思議な景観~
◎橋杭岩(はしぐいいわ)の成り立ち
幅15m、長さ約900mにわたって橋脚(きょうきゃく)のような巨岩が、紀伊大島に向かってまっすぐに並んでいます。
これは、地下から上昇したマグマが泥岩層(粘土が個結した推積岩)に入り込んで固まったあと、やわらかい泥岩層が波に削られてできました。
弘法大師(こうぼうだいし)が作ったという伝説の残るこの景観は、マグマの上昇と波による浸食(しんしょく)という地球の営みがつくったものなのです。
海岸に散在している岩は、橋杭岩が壊れたかけらです。橋杭岩(はしぐいいわ)から離れたところにある大きな岩は、巨大地震による津波で運ばれたものと考えられています。
【橋杭岩の看板を参照】
🔼橋杭岩(はしぐいいわ)の駐車場から見た景色です。巨大な岩が連なって並んでいます。
🔼岩の近くまで行くと、その巨大な岩に圧倒されます。
🔼これが、看板にも記してある津波により運ばれてきた岩と考えられている大きな岩です。あちらこちらでみることができます。
🔼海がひいたあと(潮の状態)で、巨大な岩と大きな岩の間にある岩場には、小さな魚や、小さなカニ・エビなどの磯観察が間近でみることができます。
橋杭岩(はしぐいいわ)はまた、吉野熊野国立公園の場所にあり、国指定天然記念物として指定されています。あの弘法大師(こうぼうだいし)の伝説で、弘法大師と天邪鬼がたった一晩で橋を架けるということを、お互いが賭をして、その結果一夜にしてこの巨大な岩を立てたという伝説が残るこの橋杭岩(はしぐいいわ)。
自然が作り出した産物は、とても神秘的なまた不思議な空間のあるすばらしい風景でした。また、この橋杭岩(はしぐいいわ)の駐車場は、道の駅の駐車場(無料)で57台分停めることができます。
この道の駅名は、「道の駅くしもと橋杭岩」といい、この国指定天然記念物の橋杭岩の目の前にあります。この道の駅の一階はお土産やファーストフードのコーナーがあり、和歌山の名物『梅』もお得な価格で購入することができます。また二階には橋杭岩(はしぐいいわ)を一望できるテラスがあります。
今回、この観光スポットでもある橋杭岩(はしぐいいわ)を訪れて、きれいな神秘的な風景にとても癒されました。また、和歌山に観光として訪れるときには、この橋杭岩に再度行ってみたいと思っています。