普段生活していると、ときどき気になるのが「硬貨の汚れ」。
ショッピングなどをしていると、お財布から必ずといってもいいほど、硬貨が使用されます。
この硬貨なのですが、銀行やショッピングなどでたまにですが、とても綺麗なピカピカに光った5円玉や10円玉を受けとることがあります。綺麗な硬貨を受けとると、とてもうれしい気分になるものです。
しかし、大半は古い硬貨なのですが、この古い硬貨も実は中性洗剤やレモン汁で磨けば、あの綺麗な硬貨にうまれかわることができるのです。
では、あの汚れの正体はいったい何なのでしょうか?
実は、硬貨の表面で化学反応がおきており、それにより薄い膜ができているので、見た目が黒ずんで見えてしまうのです。
硬貨の表面で起きている化学反応とは……
例えば、銅と亜鉛を混ぜて作られている5円玉や、銅とスズを混ぜて作られている10円玉は、空気中の酸素や水分、または手の汚れなどと混ざり、そこで化学反応をおこして硬貨の表面に薄い膜を作るのです。
しかし、硬貨の中でもあまり汚れ(黒ずみ)などが目立たない硬貨もあります。
それはどの硬貨といいますと、あの1円玉や50円玉、そして100円玉です。1円玉の主成分はアルミでできており、また50円玉や100円玉には銅とニッケルが含まれています。
これらも5円玉や10円玉のように、空気中の酸素や水分などで化学反応は同じようにおこしていますが、硬貨の表面にできる膜が薄いのでそれほど汚れとしては目立たないのです。
だから、硬貨の成分の種類によって、化学反応が大きくでるかでないかで、あの「汚れ」が目立つ目立たないが決まってくるのでしょう。
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