これからの季節、だんだんと木の葉が色づき初めイチョウの葉っぱも綺麗な黄色に染まっていき、赤や黄色等のコントラストが綺麗な紅葉の時期を迎えます。
イチョウの木をよく見かけますが、大都市(東京都・大阪市)などに集中してあるのはなぜなのでしょうか?
各都道府県には各県の代表的な木「県木」が植えられています。各都道府県の代表的な「県木」は以下のとおりです。
- 北海道=エゾマツ
- 青森県=ヒバ
- 岩手県=ナンブアカマツ
- 宮城県=ケヤキ
- 秋田県=アキタスギ
- 山形県=サクランボ
- 福島県=ケヤキ
- 茨城県=ウメ
- 栃木県=トチノキ
- 群馬県=クロマツ
- 埼玉県=ケヤキ
- 千葉県=マキ
- 東京都=イチョウ
- 神奈川県=イチョウ
- 新潟県=ユキツバキ
- 富山県=タテヤマスギ
- 石川県=アテ
- 福井県=マツ
- 山梨県=カエデ
- 長野県=シラカバ
- 岐阜県=イチイ
- 静岡県=モクセイ
- 愛知県=ハナノキ
- 三重県=ジングウスギ
- 滋賀県=モミジ
- 京都府=キタヤマスギ
- 大阪府=イチョウ
- 兵庫県=クスノキ
- 奈良県=スギ
- 和歌山県=ウバメガシ
- 鳥取県=ダイセンキャラボク
- 島根県=クロマツ
- 岡山県=アカマツ
- 広島県=モミジ
- 山口県=アカマツ
- 徳島県=ヤマモモ
- 香川県=オリーブ
- 愛媛県=マツ
- 高知県=ヤナセスギ
- 福岡県=ツツジ
- 佐賀県=クスノキ
- 長野県=ヒノキ
- 熊本県=クスノキ
- 大分県=ブンゴウメ
- 宮崎県=フェニックス
- 鹿児島県=カイコウズ
- 沖縄県=リュウキュウマツ
それぞれその土地のゆかりの樹木を選んで植えられているのですが、大都市(東京都・大阪府・神奈川県)にはいずれもイチョウの木が植えられています。
その訳は、イチョウの木が車の排気ガスなどの公害に強いからです。大都市は人口密度が高く、車の交通量も多いためイチョウの木のような公害でも強く丈夫な樹木のほうが適しているからなのです。
そして大都市では、街路樹として植えられているため最も目につく位置にあるため、その都道府県の代表になったのです。
💮ミニミニマメ知識
イチョウの木は街路樹など全国で普通に見かける樹木だが、分類上は奇異な位置にあり、例えば広葉樹・針葉樹の区分では如何にも広葉樹に該当しそうだが、むしろ特殊な針葉樹に当たる。
世界古来の樹木の一つであり、イチョウ科の植物は中性代から新生代にかけて世界的に繁栄し、世界各地(日本では山口県や北海道など)で化石が出土しているが、氷河期にほぼ絶滅し、イチョウは唯一現存する種である。現在イチョウは、生きている化石としてレッドリストの絶滅危惧種に指定されている。
種子は銀杏(ぎんなん、ぎんきょう)と呼ばれ食用として流通するなどしているが、これは中毒を起こし得るもので死亡例も報告されており、摂取にあたっては一定の配慮を要する(詳しくは後述)。
引用元:ウィキペディア
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