「雑学」幸運をもたらす三毛猫のオスが産まれる確率は3万分の1‼



日本で昔から親しまれている三色の毛が特徴的な「三毛猫」は愛くるしくほんとうに可愛らしいですよね。

三毛猫は昔から「福猫」とも呼ばれ、幸運をもたらしてくれる猫としても有名です。また、「まねきねこ」のモチーフともなっています。

さて幸運を呼ぶとされている三毛猫ですが、実はオスが産まれる確率はなんと3万分の1なのです。三毛猫の多くはメスで、オスはかなり少ないのが現実です。

なぜ、三毛猫のオスの産まれる確率はそんなに少ないのでしょうか?とても不思議ですよね⁉

実はオスが産まれる確率については、1960年代に遺伝的に三毛猫にオスが少ない理由が解明されていました。大昔から、経験的に三毛猫のオスはほとんどいないということは知られていました。

三毛猫のオスがなぜ少ないのかといえば、X染色体が関係してきます。遺伝学的なことなのですが、簡潔にまとめますと三毛猫の毛の色は3色でできています。

つまり、毛の色はX染色体で決まりますので、「XX」の染色体をもつメスの場合、Xが2つあり毛の色が(茶茶、黒黒、黒茶)になる可能性があります。そしてこれに白がプラスされれば2色または三毛猫になります。

しかし「XY」の染色体をもつオスの場合は、Xが1つだけで黒か茶のどちらか1色しか持たないので、白が加わっても最大2色にしかなりせん。
なので結論をいいますと、色はX染色体に非常に関係していますので、この染色体の結果から必然的に三毛猫としてオスが産まれないことがわかります。

しかしながら、ごく稀に染色体異常でオスが産まれることがあります。オスの染色体が「XXY」の場合、Xが2つあるので三毛猫として産まれることがあるのです。

3万分の1というごく僅かな確率で産まれてくる「三毛猫」のオスはかなり貴重な存在です。

猫はほんとうに猫舌なの?



寒くなると温かい食べ物がほしくなりますよね。おでんやお鍋……温かい食べ物で美味しいものが沢山あります。

しかし、猫舌で熱い食べ物が苦手な人も多いと思います。さて、この「猫舌」って猫もほんとうに猫舌なのでしょうか?

最近では室内でペットとして飼われている猫ちゃんたちのなかには、子猫のときから温かいミルクなどを飲んでいるので、そういう習慣が小さいころから身に付いているので、少々熱い食べ物であっても平気で食べる猫もいてるようです。

ただ以前は、猫が熱い食べ物を嫌う傾向がありそのことから「猫舌」という言葉が生まれたそうです。

しかし、やはり猫の大半はかなりの猫舌であります。猫に限らず、犬や馬・豚や羊など自然界にいてる動物はみんな猫舌です。自然界にいる動物たちは、食べ物を加熱して食べる習慣がないので熱いものが苦手なのです。しかし、人間は料理で加熱して食べるが身に付いているので、熱い食べ物が平気な人もいるのです。

「猫舌」は日頃の習慣からきているものなのですね。