「雑学」「初老」とは何歳から言うの?

辞書によると40歳から「初老」になるらしい。しかし、40歳から「初老」なんてなんだか違和感を感じますよね。

今現在の40歳といえばバリバリ働いている時期です。40歳から身体的ないろいろな症状「目が見えにくくなってきた。」「以前より体が疲れるようになってきた。」「シワが増えてきた。」などがでてきますが、まだまだ第一線で活躍している歳でもあります。

なぜ40歳から「初老」と言われるようになったかといいますと、これには理由があり日本には(還暦)や(米寿)など昔から長寿を祝う習慣がありますが……

歴史をさかのぼると、奈良時代には男性の大厄である満40歳(数え年の42歳)で初老の賀を祝ったので、40歳で「初老」と呼ばれるようになったのです。

昔は現代よりも寿命が短かったため、40歳で「初老」と呼ばれても違和感がなかったのかもしれません。

しかし今現代の平均寿命は、まわりの環境や食生活によって大きくかわっています。

現代の平均寿命は、男性が81歳で女性が87歳になっています。また今では70歳を超えても普通に働いている人も増えています。

そのため現代では、「初老」といえば60歳をすぎてからのイメージを思い浮かべる人が多くなっているのです。

マグカップには取っ手がついているのに湯飲みには取っ手がないのはなぜ?

寒くなると温かい飲み物が好まれるようになってきます。そこでちょっとした疑問が……

なぜコーヒーカップやティーカップには取っ手があるのに、温かいお茶を入れる湯飲みには取っ手がないのでしょうか?

それは湯飲みを直接手で触れて美味しいお茶の適温がわかりやすくするためなのです。

湯飲みにお茶を入れると熱くて湯飲みが持てないときもあります。しかしお茶の温度がだんだん下がり、湯飲みを持つことでひと肌ぐらいの温かさが感じられたらちょうど飲み頃というサインになっています。

お茶の種類によって異なりますが、日本茶の多くは約60℃の温度が最適とされています。当然湯飲みによってはその厚さや大きさなどから手に伝わる温度がかわるので、職人さんが飲み頃がひと肌の温もりでわかるようにつくるのも職人技の一つです。

湯飲みは取っ手がなく、コーヒーカップやティーカップが取っ手があるのにも、昔からの伝統などからきてるのがわかります。

日本文化と西洋文化もこういう私達の身近なもので感じることができるのですね。