紅葉の時期になるとあちらこちらで色鮮やかな風景が広がります。奈良県に旅行に行くと歴史を刻んだ多くの世界遺産や、日本文化の原点を探しながらあちこちの観光名所を訪ねることができます。
今回は過去に旅行で訪れた奈良県の紅葉の名所5選を紹介します。
- 室生寺(むろうじ)
室生寺といえばシャクナゲで有名なお寺さんです。初夏になると境内では約3000株のシャクナゲが広がります。また女人高野とも呼ばれています。秋にはモミジやイチョウの紅葉が美しく境内を華やかにしとても綺麗です。また紅葉の時期にはライトアップやもみじ祭りも開かれます。
- 東大寺(とうだいじ)
東大寺は大仏様が有名なお寺さんです。大仏殿の高さは約50mで世界最大の木造建築でもあります。紅葉の時期になると赤や黄色で境内は彩られ、美しい風景が広がります。
- 奈良公園(ならこうえん)
奈良といえば奈良公園といわれるぐらい有名な公園です。奈良公園の広さは511平方メートルあり、周りには東大寺や春日大社等の社寺や文化資産施設が隣接しています。
そして、奈良公園といえばニホンジカが有名ですよね。人なれをしていて普段はおとなしいのですが、繁殖期になると気性が荒くなるので近くには注意が必要です。
紅葉の時期になると赤や黄色、そして緑といったコントラストが公園いっぱいに広がりとても綺麗な場所です。
- 春日山原始林(かすがやまげんしりん)
春日大社の東に広がる春日山原始林は、1100年以上にわたり殺生や伐採が禁止されこの場所は守られてきました。広さは約250haあり、国の特別天然記念物として指定されています。ここでは野鳥や昆虫を観察でき、古来から守られてきた大自然をいっぱい浴びることができます。
また遊歩道沿いには多くの石仏が見られます。紅葉の時期になると、まるで絵画の世界にいるような錯覚をうけるほどの景色が目の前に広がります。
- 正暦寺(しょうりゃくじ)
この正暦寺では境内を流れる菩提寺川の水を使用し、寺院で酒が作られていました。正暦寺は日本酒発祥の地として有名な寺院です。
紅葉の時期になると、赤や黄色に色づき始めた葉とそれに加わった木々の緑と混ざりあい、山を艶やかに染めた景色は綿の色に見えます。
そのことから、正暦寺は昔から「綿の里」と呼ばれてきました。この正暦寺の紅葉はほんとうに圧倒させられます。
奈良には他にも多くの寺院などがあり、紅葉もその場所その場所で景色が異なり、どの景色もそれぞれ見応えがあり、またその色鮮やかさに癒されます。
奈良の紅葉狩りでは、歴史のルーツをたどりながら御朱印&紅葉めぐりをするのも楽しめると思います。